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安田負傷退場の敵討ち/東アジア選手権
- カウンターでシュートを放ったMF安田はGKと接触。右胸を痛めて退場
<東アジア選手権(男子):日本1-0中国>◇20日◇中国・重慶
やられっぱなしの貧弱さはもう返上だ。岡田ジャパンが波乱含みの中国戦をしのぎきった。1・5列目で代表初スタメンのDF安田理大(20)が後半10分に負傷退場すると、試合状況は一変。ラフプレー、不可解判定の連続で荒れた模様になったが、MF鈴木啓太(26)らを中心に、安田の分まで体を張った先輩たちが冷静に粘り強く、したたかに勝ち点3を奪った。
これで負けていたら心身ともにボロボロになっていただろう。かわいい後輩の安田が腹を押さえて苦しむ。中沢が、鈴木が鬼の形相で見つめていた。
得点はわずかに1点。ロングボールをけり込んでは力任せに日本DFにぶつかってくる中国のラフプレーは目に余った。それでも中沢を中心に根気強くしのいだ。
試合後、中沢は安田の負傷を気にしながら「(安田がやられた)そういう部分も含めて、いい勝ち方だったと思います」と、チームの士気の高まりを代弁した。
特に、奮闘したのがキャプテンマークを巻いた鈴木だった。後半39分、相手DFに首をつかまれると猛然と反撃した。両手で思い切り胸を突き飛ばし、加勢に来た中国選手にも果敢に立ち向かった。スタンドからは鈴木への大ブーイングが巻き起こる。その中を中沢は鈴木を助けに猛ダッシュで駆け寄っていた。
鈴木は試合後に強い口調で言った。「あれはやられたからやり返しただけです」。そして続けた。「気持ちの入ったいい試合だったと思います」。ブーイングにさらされ、浮足立った北朝鮮戦がまるでウソのようだった。
チームの大黒柱MF遠藤は静かに言った。「ここまで、レフェリーを含めて相手寄りの試合はそんなにない。相手は明らかにボールに行っていないし、相手がファウルしても相手ボール。でも、その中で勝てたのは、みんなに戦う姿勢が出ていたから」。
岡田監督は興奮したが、試合の主役たちは勝つために熱く、たくましく試合をつくった。この経験は1勝以上の重みを持つ。【井上真】
[2008年2月21日9時13分 紙面から]
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