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なでしこ快勝、初Ｖ王手／東アジア選手権

前半、先制ゴールを決めたＦＷ荒川（左）と抱き合うＭＦ沢（撮影・蔦林史峰）

＜東アジア選手権（女子）：日本２－０韓国＞◇２１日◇中国・重慶

　日本女子代表が２―０で韓国を下し、大会初優勝に王手をかけた。先制点は前半１６分。ＦＷ荒川がゴール前で相手ＤＦのマークを外し、ＭＦ近賀の右クロスに頭で合わせた。「いいボールが来たので、合わせるだけでよかった」。狙い澄ましたシュートで、ゴール左隅のネットを揺らした。

　北朝鮮戦から先発５人を入れ替えた作戦が、見事に功を奏した。荒川は初戦で外れた先発に復帰。近賀は前戦までの右サイドＤＦから、右ＭＦに移されていた。０３年７月の韓国戦以来の出場となった右サイドＤＦ中地も、スピードを生かした守備でピンチを防いだ。

　昨年１２月の佐々木監督就任後に採用された、ＭＦ沢がボランチを務める４―４―２布陣も、徐々にチームになじんできた。「アウェーの雰囲気を楽しむ気持ちで、次の中国戦（２４日）にも勝ちたい」と指揮官。中国が北朝鮮とスコアレスドローに終わったため、日本は引き分け以上で優勝が決まる。８月の北京五輪へ向け、最高のステップにするつもりだ。

［2008年2月22日9時34分　紙面から］

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