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岡田監督が武闘派発言でチームを鼓舞

全体練習終了後、ベンチに座って話し込むMF鈴木(左)と岡田監督
全体練習終了後、ベンチに座って話し込むMF鈴木(左)と岡田監督

 【重慶(中国)21日】岡田武史監督(51)が選手に闘争本能の徹底を求めた。前日の中国戦で後半39分にMF鈴木啓太(26)が中国選手に取り囲まれ孤軍奮闘したことに触れ、この日の練習後に「僕が選手でピッチにいたらなら(助けに)行ってますね」ときっぱり。23日には宿敵韓国と優勝をかけて激突する。大一番を前に戦う姿勢の尊さを強調し、故障者続出で疲労の見えるチームを鼓舞した。

 にこやかな顔で感情を抑えた優しいトーンも、岡田監督の口から出てきた言葉は強烈だった。「プロ野球の罰金じゃないけど、誰も助けにいかないというのはねえ。中沢が走って行ったが1人じゃねえ。物足りないね。あれじゃ啓太がかわいそうだね」。

 前日の試合後半、中国主将のDF李に鈴木が首をつかまれた場面。間髪入れずに鈴木は反撃。加勢に来た中国選手を厳然とにらみつけ、すぐに5、6人に取り囲まれたが最後まで激しい闘志を見せた。この時、援軍に駆けつけたのは中沢だけ。このシーンに監督は血が騒いだ。「僕が選手でピッチにいたら、行っていたでしょうね」。

 一夜明けた鈴木は「今でも自分の行動に悔いはない。イエローはほめられることではないが、やられっぱなしはだめ。意思表示をしないと」と、強気な外国人に対して気迫をもって接する大切さを訴えた。

 同時に笑顔で乱闘寸前の緊迫場面を振り返った。「走ってきたのが中沢さんだけでしょ。だから、近くにいた田代にあとで『何で来ないんだよ』って言ったら『すいません、あの時だけ忘れてました』って言われました」と笑った。

 また、監督の闘争指令を伝え聞いた19歳内田も負けん気を見せた。「あの時は僕は遠い位置でしたから。近かったら? 僕もやりますよ、日本代表の一員ですから。啓太さんはみんなの気持ちを込めてやってくれた」と、熱い口調だった。

 暴力行為は奨励されないが、相手チームの暴力から仲間を守る気迫と決意は不可欠。アウェーでの戦いが続くW杯アジア3次予選へ、チーム内の意識が確認されたのは間違いない。【井上真】

[2008年2月22日9時34分 紙面から]

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