天王山へ気合十分! なでしこリーグの仙台レディースは2日、リーグ再開戦となる6日のアウェー日テレ戦へ向け約1時間半の練習を行った。現在チームは2位日テレと勝ち点で並ぶ3位。首位INAC神戸と3チームで優勝争いを演じる。リーグ残り5試合。再開初戦で日テレを倒し、初優勝へのステップにするつもりだ。

 鍵を握るのはMF高良亮子(25)だ。左サイドバックで先発出場する見込みで「絶対に勝ちたい」。千葉監督は「サイド攻防がポイント」と話し、高良は「サイドハーフが起点となれるよう、自分がおとりになりたい」と動きを入念に確認。相手はリーグ最少6失点と堅守も武器だが、攻守でチームを支える。

 日テレの力は承知済み。「あそこの選手は超うまい」と認めながら「全力でいかないと。いや全力以上を出さないとだめ」と、挑戦者の気持ちでぶつかっていく。過去白星はないが、5月ホームでの対戦では初めて引き分けた。「試合で勝った方が強いチーム。びびっていたら勝てない。強い気持ちを持って戦いたい」。ライバル撃破しか考えていない。【成田光季】