横浜MF遠藤渓太(18)がプロA契約を目前にしている。

 遠藤は今季横浜ユースから昇格し、現在公式戦374分出場。残り76分でA契約の締結条件を満たすことになる。今季の高卒ルーキーの中では遠藤が一番乗りで王手をかけており「ルーキーで一番乗りでA契約したい気持ちはある」と意気込む。

 練習でもMF中村俊輔(37)やエリク・モンバエルツ監督(61)から直接アドバイスを受けることが多く、この日も中村から「ボールの受け方をアドバイスしてもらった。うまくいかず、引きずっていたが切り替えられてありがたい」と話す。

 A契約を目前にして先輩から「すぐ金持ちじゃん」ともいじられる。そんな遠藤が今欲しいものは「お風呂のふた」。プロになってから寮生活になり、浴槽を覆うふたが無いことに困っているという。「熱めで沸かさないと冷える」と、普段は47度に設定しているという。試合2日前には長風呂を意識し、30分は湯につかる。風呂ではサッカーのことを考えずに洋楽をかけてリラックスをすることで週末の試合に備えている。

 この日の練習では紅白戦の主力組の右MFでプレーし、4試合ぶりの先発が濃厚になった。8戦勝ちなしの湘南と対戦するに当たって「結構死にものぐるいでくると思う。1回(練習試合で)やってやりづらいイメージがあるが、(DFラインの)裏のスペースがあいているイメージもあるのでそこを突いていけたら。初ゴールも狙いたい」と闘志を燃やした。