<ナビスコ杯:神戸2-1浦和>◇予選リーグA組◇5月31日◇ホムスタ
浦和FW高原直泰(28)が、日本代表離脱後即ゴールを決めた。先発出場した神戸戦の前半4分、今季リーグ京都戦(4月26日)以来、6試合ぶりのゴール。復調の兆しは見せたものの、動きそのものは高原らしさをまだ欠いた。エンゲルス監督も、日本代表岡田監督との間で少なくとも14日タイ戦(アウェー)終了までは再招集なしと確認し合っていることを示唆した。
久々のゴールは相手DFのおぜん立てでもあった。前半4分、FWエジミウソンからFW田中とつなぎ、相手DFがカットして触ったボールが、高原の目の前に転がった。すかさず反転気味に左足で放ったシュートは、ゴール右端に突き刺さった。
「とにかくチームとして結果を残さないと何の意味もない」。逆転負けに高原は厳しい表情で話したが、5月29日に急きょ日本代表からの離脱が発表され、チーム練習に本格合流したのは前日の5月30日。満足に連係面での練習ができないまま出場していたなかで、復調の気配は見せた。
しかし、動きそのものはまだ、好調時の高原ではなかった。後半26分、MFポンテの右クロスに懸命に足を伸ばしたが、数センチ届かなかった。同40分には右クロスをフリーで豪快にボレーで合わそうとするも、ミートせず。個人での突破や周囲との連係からゴールは奪えず、完全復活アピールには至らなかった。
実は、岡田監督とエンゲルス監督の間では、高原の再招集について確認がなされていた。試合後にエンゲルス監督は「次はないと決まっている」と明かした。代表は2日ホームでのオマーン戦のあと、アウェーが2戦続く。同監督は「岡田さんが決めることだが、代表チームに問題が起きて、必要と思ったら(再招集の)オプションはあると思う」と続けたものの、あくまで緊急事態。岡田監督は、高原がクラブでじっくり調子をあげていくことを望んでいるようだ。
高原の代表再合流は早くても22日のバーレーン戦(ホーム)で、今の状態が続けば9月の最終予選からとなりそうだ。バーレーン戦まで、公式戦でのアピールの場はナビスコ杯の残る1戦のみ。さらにリーグ戦再開まで2週間あき、チームもオフに入る。高原の苦闘はまだまだ続く。



