大分クラブ初の4強進出/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:(3)大分1-1東京(2)>◇準々決勝第2戦◇6日◇九石ド※カッコ内は2戦合計得点
大分はホームで1-1と東京に引き分けたが、2戦合計3-2で、クラブ初の4強進出を決めた。0-1の前半40分に、MF鈴木慎吾(30)のクロスをゴール前に走り込んだMFエジミウソン(32)がヘッドで決めた。7月2日の第1戦に続く決勝弾で引き分けに持ち込み、1勝1分けで準々決勝を突破した。ほかに清水、名古屋、G大阪が4強に進出した。
5分のロスタイムも耐え切った。大分が、またもクラブの歴史を塗り替え、初の4強進出を決めた。アウェー先勝で迎えた東京との準々決勝第2戦。前半3分に先制を許したが、執念の引き分けに持ち込み、1勝1分けで準決勝に勝ち上がった。「先に失点する難しい状況で引き分けまで持っていけた。(MFの)高橋も加わって最後までマークができた。価値ある仕事だった」。シャムスカ監督は、初4強をもたらした選手を誇らしげに出迎えた。
流れを引き戻したのはMFエジミウソンだった。0-1の前半40分、MF鈴木のクロスに「合わせるだけでいいボールだった」とゴール前に走り込みヘディング。先に追加点を奪われると、自らが決勝弾を決めた第1戦の勝利が無駄になる状況を吹き飛ばす貴重な1撃となった。今月から、10年1月まで契約を更新した直後の一戦での活躍に「信頼して長期契約してくれたチームに恩返しできてよかった」と笑みがはじけた。
同点に持ち込み再び優位な立場に立つと、今度は守備陣が奮起。北京五輪代表の西川に代わってゴールを守るGK下川は後半22分、東京FWカボレの決定的なシュートを横っ跳びで食い止めた。西川、DF森重が不在でピッチ外のトラブルも続いた中、先週末にスタッフ、選手がバーベキューで結束を図った。下川が「代わって入る選手にも負けられないという意地がある。(代表選手不在でも)団結力は変わらない」と言えば、シャムスカ監督も「運もあったが、それも団結力がもたらした」と口にするほどだった。クラブ初の4強進出に「J1のタイトルを関門海峡を越えてもってきたい」と原強化部長。歴史を塗り替え続けるイレブンには、そのチャンスは十二分にある。【村田義治】
[2008年8月7日12時13分 紙面から]
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