J1磐田が「緊急青空ミーティング」から、守備の立て直しを図る。17日の大久保グラウンドでの練習後、GK川口能活(33)が守備陣に声をかけ、ピッチ上で話し合いが行われた。クラブワースト記録の開幕2戦連敗&10失点と、不振にあえぐ守備を修正するため、動き方を互いに確認。次節浦和戦(21日、エコパ)に向けて意思を統一し、今度こそ勝ち点奪取を狙う。

 危機感漂う川口の声が、クラブハウスに戻りかけた守備陣の足を引き留めた。「守備のことで話し合いたい。ちょっと集まってほしい」。練習後、選手1人1人に声をかけた。緊急ミーティングは、約15分間に及んだ。川口が最後方から見た守備での問題点を指摘。「おれはこう思うけど、みんなはどう思う?」と選手らの意見も聞き入れながら、最近2試合の10失点を振り返った。

 守備での動き方が、テーマだった。「基本的なことの確認。カバー、マークの意識。修正すれば本来のGK、DF、ボランチ、守備にかかわる選手で意思統一した」と解説した。前節14日のG大阪戦では、一瞬の判断の遅れやマークのズレなど、小さなミスが重なって大量失点につながった。DF茶野は「こういう機会は今までなかった。4バックという新システムで、あいまいな部分があったが、これではっきりした」と、手応えを感じた様子だった。

 2試合を終えての連敗はわずか2チーム、順位は現在最下位の18位だ。追い打ちをかけるように、次節は強豪浦和が相手。苦難は続くが、遠巻きにミーティングを見つめていた柳下監督は「選手に相当のやる気を感じる。これが結果につながってくれればいい」と選手の熱意を喜んだ。「修正すれば本来のパフォーマンスは出せる。問題を解消するためにやれることをやる。ジタバタせずに確認していく」と川口。シーズンは始まったばかり。残りの32試合で、1歩1歩階段を上っていく。【栗田成芳】