元日本代表の神戸DF宮本恒靖(32)が今オフに、日本協会が公認するB級ライセンス取得を目指すことが3日、分かった。知性やカリスマ性など人柄を評価する声は高く、既に古巣のG大阪からは将来の監督就任へラブコールを送られている。04年度にはC級を取得。06年W杯ドイツ大会で日本代表の主将も務めたツネ様が、将来的な代表監督も含めた指揮官への道を着実に進んでいる。
ツネ様が、将来の監督への階段を着々と上っていく。04年度に取得したC級ライセンスに続き、B級を目指す。「オフは忙しくなりそう。最終戦が終わればしっかり体を休めて、12月(下旬)と1月(上旬)にB級ライセンスを受講する合宿に参加する」と充実感あふれる表情で明かした。
現役選手が2度の合宿に参加しなければ取得できないB級を目指すのは、異例のことだ。昨年度は元日本代表の熊本MF藤田と東京VのDF服部が合格したが、受講者のほとんどは現役を引退した選手。宮本はオフに1年の疲れをリフレッシュさせつつ、参加予定の大宮DF波戸、大分MF鈴木らとともに「二足のわらじ」を履く。「いろいろな授業を受けることで視野も広がる。選手としても十分にプラスになる。いい経験になる」。冷静な口調ながら意欲を見せた。
「今は神戸を強くすることに集中している。将来のことを考えていない」と現時点では引退後に関しては白紙であると強調した。だが、オーストリア1部のザルツブルクから神戸に電撃移籍した今年1月には、古巣のG大阪幹部が将来の監督候補として貴重な人材であると明言した。日の丸を背負って戦ってきた実績を考えると、日本代表を率いる可能性もある。
「まずは最終戦。しっかり勝って、いい形で今年を終わりたい」。5日の最終節磐田戦(ホムスタ)に向け、キリッと引き締まった表情になった。今季はシーズン途中からボランチに転向。そして、オフには指導者資格に挑戦。32歳のツネ様の向上心は、尽きることはない。【奈島宏樹】



