昨季ポルトガル2部ポルティモネンセに所属したFW中村祐人(23)が、香港1部TSWペガサスに復帰することが12日までに分かった。中村は青学大を卒業後、09年1月にTSW入団し、プロ1年目ながら20試合12得点と活躍。同8月にポルティモネンセに移籍し、1部昇格に貢献した。同クラブからは契約延長の打診があったが、エースとして期待する古巣からの熱烈オファーを受け、出場機会を優先して復帰を決めた。

 既にクラブ側と1年契約でサインを交わした中村は「1年1年が勝負。得点王とMVPを目指したい。そうでなければ次はないというぐらいの気持ちでいる。ステップアップにつなげたい」と意気込む。脚力と技術力、フィジカルの強さは欧州でも評価されており、香港で結果を残せば新たなオファーが届く可能性が高い。中村は、浦和の元強化本部長で、7月から日本協会女子部の部長に就任した中村修三氏の長男。