Fリーグ(日本フットサルリーグ)が、6月16、17日に代々木第1体育館で開催する今季開幕シリーズに、同体育館がある東京・渋谷区の小学生全員招待を計画していることが16日、分かった。関係者が招待券を持って同区内の全小学校を歩き回り、観戦を呼び掛ける。2日で計1万人(500万円相当)を招待し、フットサルを普及する。

 Fリーグはこの日、元サッカー日本代表MF北沢豪氏(43)をCOO(最高執行責任者)補佐に任命した。今後、同氏を前面に出し、試合の告知などを行う。1万人招待は「北沢シート」として配る予定で、すでにスポンサー探しに入った。同氏の出身地・町田市の小学生なども候補に入れ、具体的な招待地域や方法などを決める。

 フットサル日本代表としての実績もある北沢COO補佐は「今後フットサルの(1)一般化、(2)国際化、(3)黒字化を目指します」と宣言。さらに五輪種目として採択されるための活動も展開していく方針で「必要ならJOCに行ってお願いしたい」と話した。

 Fリーグは、07年創立時から森永製菓がメーンスポンサーとしてバックアップしている。今季もウイダーinゼリーが冠スポンサーとなった。昨季は三浦知良の参戦で話題となったが今後、協賛企業とも協力し、フットサルの普及とFリーグの人気定着を目指す。