15日大宮戦後に今季限りで辞任する意向を明らかにした浦和ペトロビッチ監督(45)が18日、さいたま市内の練習場で辞意表明後初めて全体練習で指揮を執った。これまで通り選手を指導し、時には笑顔も見せた。スタンドには数十人のサポーターが駆けつけ、静かに練習を見守った。橋本光夫社長は「今までと状況は変わらない」と、当面は続投させる方針を明らかにしている。それでも、突然の指揮官の発表に、チームには戸惑いの空気が漂う。順位もJ2降格圏の16位。

 ザックジャパンに招集された関係で、約1カ月ぶりにオフをもらったFW原口は16日から2日間、チームメートと一緒に群馬・伊香保温泉で休養した。「やることは何も変わらない。試合に向けてやっていくだけ」と、J1残留へ残り5試合に集中する。