ピッチで味わった悔しさは、ピッチで晴らす!

 清水のFW瀬沼優司(23)が6日、横浜とのホーム開幕戦で今季1号を誓った。「多くのサポーターが来てくれると思う。点を取って自分たちを後押ししてくれているサポーターを喜ばせたい」。

 前節大宮戦では、2点を追う後半25分から出場。ゴール前に果敢に飛び込み、反撃の1点目を呼び込んだ。一方で、同点に追いついた後に訪れた3度の決定機では、ゴールネットを揺らすことができなかった。試合後、瀬沼は「自分が決めていれば勝てた試合だった。本当に申し訳ない。あそこで点を取れなければ自分が出た意味がない」と猛省。この日行われた2部練習でも、ゴール前での感覚を入念に確認した。

 横浜は、DF中沢やDF栗原など日本を代表する守備陣がゴール前に立ちはだかる。瀬沼は「大宮戦みたいにただ前線にボールを放り込んでも、崩せない。もっとコンビネーションを使っていかないと」とイメージを膨らませる。出場のタイミングは、大宮戦同様に途中出場が有力。それでも「タイミングは関係ない。悔しさを拭い去るためにも、いつ出ても結果を残せるように最高の準備を整えていくだけです」と力強い言葉を並べた。【前田和哉】