広島の新主将MF青山敏弘(28)が宿敵横浜へのリベンジを誓った。14年国内シーズン開幕を告げる横浜との富士ゼロックス・スーパー杯が今日22日、東京・国立競技場で行われる。元日の天皇杯決勝では0-2と敗れ、青山は悔し涙を流した。リーグ2連覇した広島だが昨季は公式戦では横浜に勝ちなし。今日28回目の誕生日を迎える青山がゴールで今季初タイトルを狙う。

 青山が宿敵横浜への悔しい思いをぶつける。0-2で完敗した天皇杯決勝では試合後に1人だけ涙があふれた。「ふがいないプレーをしてしまって悔しい思いだった」。今日22日に28回目の誕生日を迎えるが「優勝カップを自分への誕生日プレゼントにしたい」と意気込んだ。今季は練習試合5試合3得点と絶好調。「キャンプでできないことは公式戦でもできない。今は状態がかなりいい」とバースデーゴールへ気合十分だ。

 リーグ2連覇した広島だが、昨季は公式戦での直接対決で横浜に3連敗と苦しめられた。森保一監督は「強いチーム。だからといって自分たちのスタイルは変えない」。広島に対してはスタイルを変えて臨んでくるチームが多い中、横浜は広島に合わせてこない。青山は「そこが勝てない要因。でも横浜に自分たちが合わせることはしないし、貫くプライドがある」と闘志を高めた。【辻敦子】