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我那覇が仲裁不成立に涙で訴え

砂場でのフィジカル練習に励む川崎Fの我那覇
砂場でのフィジカル練習に励む川崎Fの我那覇

 川崎FのFW我那覇和樹(27)が13日、ドーピング規定違反でJリーグから科された処分の取り消しを求め、第3者による仲裁を熱望した。同問題にかかわった前チームドクターが、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に仲裁を求めていたが、Jリーグが合意せずに不成立。しかし、我那覇は仲裁の場で決着させたいと、涙を流しながら初めて意思表示を行った。

 突然の告白だった。我那覇がこの日の練習後、心境を打ち明けた。

 我那覇 自分の気持ちとしては、仲裁の場で真実を明らかにしたい。チームが僕のことを思って、(問題を)終わらせたいのは分かるけど、サッカー選手を引退した後、汚名を抱えたまま生活していくのは苦しいですから。

 後藤前チームドクターが、JSAAに処分の取り消しを求める申し立てを行っていたが、12日にJリーグは「本件はJリーグと(制裁を科した)我那覇選手、川崎Fとの間で解決済み」として仲裁申し立てに合意しないと回答。川崎Fは事前に本人の意思を確認し、処分を受け入れて、事態を収束させる方向でまとまっていた。だが、我那覇は「納得できないでモヤモヤしていた。この場で言わないと、一生後悔すると思ったので発言しました」とコメント。12日午前に、チーム側に意思を伝え、マネジメント事務所関係者を交えてクラブハウスで会談していた。

 川崎Fは7日に、仲裁申し立てをしない理由を公表。申し立てた場合、国際サッカー連盟(FIFA)、世界アンチドーピング機構(WADA)から我那覇に独自の追加処分(出場停止1~2年)が下される可能性があるとし、我那覇のために、リスクを避けると説明してきた。

 しかし、我那覇は「僕はそれ(出場停止)を覚悟してやっていきたいと思う。チームと対立はしたくない。チームが意見を聞いてバックアップしてほしい。もう1度、仲裁の場があればいいし、白黒はっきりさせたい」と続けた。話しているうちに涙を流し、声を詰まらせながら、自分の考えを絞り出した。

 我那覇の代理人と、クラブ首脳はこの日午後に会談を持った。しかし、我那覇側が具体的にどういうアクションを起こすか結論は出ないまま。方向性が決まり次第、クラブ側が対応を協議する。前チームドクターの個人的な名誉回復に転化していたと見られていた問題が、我那覇の発言で急展開する可能性が出てきた。

[2007年11月14日9時11分 紙面から]

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