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鹿島2位浮上、船山が千金弾/J1

初先発初得点を記録した鹿島MF船山(中央)は、サポーターとともに喜び合う
初先発初得点を記録した鹿島MF船山(中央)は、サポーターとともに喜び合う

<J1:鹿島1-0柏>◇第32節◇18日◇カシマ

 鹿島が新人MF船山祐二(22)のプロ初先発初得点で、奇跡の逆転優勝へ望みをつないだ。引き分け以下ならV消滅の可能性もあった柏戦で1-0の勝利。船山が前半42分に左足シュートで先制弾を決め、後半は退場者を出しながらも1点を守り切って、01年以来の7連勝を飾った。G大阪を抜いて2位に浮上し、引き分けに終わった首位浦和との勝ち点差は4に急接近。次節24日の浦和との直接対決へ最高の形でつなげた。

 船山はプロ初先発の晴れ舞台で、いきなりヒーローになった。前半42分、MF本山がシュートミスした球が、目の前に転がってきた。腰を思い切りひねり、左足ボレーでゴール右に沈める。「オレやっちゃったな、と思いました。岩政さんに『それまで何もしてなかったけどな』と言われました」と照れ笑い。6年ぶりの7連勝に導いたプロ1年生は冗舌だ。

 運命的な一戦だった。相手の柏には小4から6年間、下部組織に在籍した。リフティングのテストで約30回しかできなかったのに「100回できました!」と虚偽申請? しながらも合格し、小6時は背番号10を背負った。結局ユースには昇格できず、悔しい思いもした。試合前にはジュニアユースで同期の柏DF大谷から「お前のゴールで勝つなよ」とクギを刺されたが、しっかり恩返しした。

 「兄弟」の期待に応えた。「弟分」のFW興梠が前夜のU-22代表ベトナム戦でPKを奪う活躍。この日早朝に帰国した興梠から、電話でたたき起こされ「頑張れよ」と激励された。「兄貴分」で出場停止のMF小笠原からは「周りからガミガミ言われても自分の思う通りにやれ」と声を掛けられていた。

 試合後はゴール裏のスタンドに飛び込んだ。2日の初トークショーには約20人しか集まらなかったが、この日は約1万6000人の鹿島サポーターを巻き込んで、船山コールを一緒に叫んだ。ここ3試合で浦和との勝ち点を6も縮め、ついに4差に。「残り2試合勝てばチャンスがある」。ルーキーが起こした勢いに乗って、24日には浦和と直接対決する。【広重竜太郎】

[2007年11月19日9時32分 紙面から]

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