このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > サッカー > ニュース


サッカーメニュー

鹿島が逆転優勝へ1億円V査定を準備

浦和戦に向けた最終調整でボールに食らいつく鹿島FW興梠
浦和戦に向けた最終調整でボールに食らいつく鹿島FW興梠

 鹿島がV査定を準備して、奇跡の逆転優勝に望みをつなげる。今日24日は首位浦和との天王山。10冠目となるリーグ優勝を果たせば、フロントも今冬の査定に最大限反映させる方針を固めた。過去5シーズン、タイトルを逃し続けて「厳冬」の契約交渉が続いていたが、節目のタイトルを獲得できれば選手は「暖冬」で報われる。勝てば優勝が決まる浦和は、FW永井雄一郎(28)が大一番に強いところを見せつける。

 逆転優勝への希望を表すかのように、鹿島の最終調整に太陽の光が差し込んだ。異例の冒頭のみの練習公開と選手への取材禁止となったが、選手は気負うことなく体を温めた。練習後に唯一、取材に応じたオリベイラ監督は「集中できる環境で浦和戦への準備が進んだ」と自信をのぞかせた。

 この日は肌寒かったが、10冠を獲得すれば懐も暖まる。フロントが優勝を果たせば、特別査定で選手に報いることを約束した。幹部は「優勝するのとしないのとでは全然違う。昨年は6位だったから(年俸を)上げられなかったが、優勝すれば評価する」と明言した。

 優勝ボーナスはシーズン前の契約で、先発クラスの選手で約400万円に設定。優勝査定はこれとは別で年俸に反映される。公開されている06年度の選手、スタッフの人件費は約15億6000万円。5%アップでも約7800万円、10%アップなら約1億5600万円と、1億円前後が現場に還元されそうだ。

 開幕当初はそろばん勘定どころか、チームの貯金勘定もままならなかった。クラブワーストとなる開幕5戦未勝利と迷走。4月の大宮戦後には選手バスが囲まれ「春」の訪れさえ、感じられなかった。それでも態勢を立て直し、現在7連勝で首位浦和と最大11差あった勝ち点を4にまで縮めた。

 浦和に長い春をもたらしたのは鹿島だ。03年ナビスコ杯決勝で0-4と惨敗し、初タイトル獲得を許した。その後、盟主の座は取って代わられた。直接対決でも同決勝で負けて以降は1勝3分け6敗。これ以上、真冬の中に身を置くわけにはいかない。天王山で勝利すれば「厳冬」への別れが近づく。【広重竜太郎】

[2007年11月24日9時25分 紙面から]

  • エヌスクへ

【PR】

関連情報

  1. 最新ニュース
  2. カテゴリ別
  3. ブログ&コラム

記事バックナンバー

Jリーグ スコア
ゼロックス <3月1日>
鹿島 2 - 2
3(PK)4
広島
海外サッカー スコア
現地6月10日 ※時刻は日本時間
マンチェスターC(イングランド) 1-0 インテルミラノ(イタリア)

「鹿島が逆転優勝へ1億円V査定を準備」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ