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浦和阿部「黄金の右足」でJ連覇だ

ボールを追う浦和DF阿部
ボールを追う浦和DF阿部

 「黄金の右足」にJ連覇の命運が託された。浦和MF阿部勇樹(26)が29日、勝てば優勝が決まる明日12月1日のアウエー横浜FC戦に向けて、移籍後初の本格的なFK練習を敢行した。オジェック監督(59)の指示で14本のFKを蹴り込み、自らのキックに好感触を得た。最近3試合で無得点の続くチームをFKからの一撃で救う。また出場停止のDF闘莉王(26)の代役として3バックの中央で先発が濃厚で、攻守にフル回転する。

 感触を取り戻すための時間は必要なかった。オジェック監督に急きょ指示された居残りのFK練習。阿部がワシントン、ポンテとともにキッカーに指名された。蹴った14本のうち、実に12本のFKがゴール枠をとらえた。ゴール手前に設置されたプラスチック製の壁をかすめ、素早く落ちるFK2本がゴール隅に決まった。誰よりも阿部の右足が輝いていた。

 「うまく足に当たった。確かめながらミートできた」と好感触を得たFKは、小学4年で入団した市川FC時代から鍛え上げた伝家の宝刀だ。千葉在籍時には約20メートル先のゴール右ポストを5回連続でとらえるほどの正確性で「黄金の右足」と呼ばれた。アテネ五輪アジア最終予選や本大会のイタリア戦でも決めるなど、阿部の右足は大一番で活躍してきた。

 ただ千葉時代のオシム監督が居残り練習を禁止して以降、自主的にFK練習も控えていた。阿部も「オシムさんが機嫌が良かった時にやってましたが、壁を使ったFKは何年ぶり」。浦和でもキッカーはポンテが務めていた。しかし、浦和は天皇杯を含めた最近3試合で無得点が続いて1分け2敗。そんなチームの危機に指揮官からFKキッカーを託され、ついに封印を解いた。

 勝てば優勝が決まる横浜FC戦だが、主力に疲労がたまり、故障者も続出している。勝つためには得点が不可欠。阿部は「どんな形でも得点を取らなければいけない」とFKチャンスで確実に決める覚悟をみせた。闘莉王の出場停止で守備の統率も任された背番号22が、黄金の右足と守備力で浦和をJ連覇に導く。【藤中栄二】

[2007年11月30日9時9分 紙面から]

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