サッカー

川崎Ｆ川島が天皇杯Ｖで代表守護神だ

　川崎ＦのＧＫ川島永嗣（２４）が、天皇杯優勝を弾みに日本代表の正守護神の座を狙う。２１日、天皇杯準々決勝愛媛戦に向けて調整。元日の決勝まで進めば、来年１月１５日の代表合宿まで２週間しかない。ほとんどオフはなくなるが「練習をやってきた（体の）状態を落とさないままやれる。もともと今年は、そんなに休むつもりはなかった」と、逆転の発想で準備するプランを明かした。

　２月の代表候補合宿に初招集された。以来、継続的に呼ばれてきたが、１度も試合出場がない。ＧＫの場合、ケガなどのアクシデントがなければ、レギュラーが変わりにくい。だが、今回は監督交代が、１つのきっかけになるかもしれない。「呼ばれた以上は出たい。自分がピッチに立ってやれることを目指してやっている」と話した。

　まずは、天皇杯優勝へ向け、明日２３日の愛媛戦に集中する。「今年はＡＣＬ、アジア杯など、いろんな経験をした。１つ形になるものを残したい。形あるもので、自信が変わってくる。それがプラスになると思う」。愛媛戦の先にタイトル、その先は日本代表にもつながっている。【佐々木一郎】

［2007年12月22日9時23分　紙面から］

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