サッカー

川崎Ｆ大橋先制弾、移籍アピール／天皇杯

愛媛対川崎Ｆ　前半４３分、先制ゴールを決め、ガッツポーズをする大橋（左）

＜天皇杯：川崎Ｆ２－０愛媛＞◇準々決勝◇２３日◇埼玉

　プロの意地を見せた。前半４３分、川崎ＦのＭＦ大橋が決めた。相手ＤＦのクリアを拾い、右足でゴール右に先制弾を流し込んだ。Ｊ２愛媛相手にシュート数で２８対４と圧倒。それでも、なかなか点が入らない嫌な流れを大橋が断ち切り、勝利を呼び込んだ。「相手はいいチームだった。２－０でも、簡単な試合ではなかった」。浦和、横浜ＦＣを連破してきた相手を確実に下し、チームとしては６年ぶり２度目の４強入りだ。

　大橋は今季、東京Ｖからレンタル移籍。その東京Ｖからは、来季の契約を結ばないと発表された。１１日にはトライアウトも受けた。まだ、来季の所属先は決まっていない。「今はまだフロンターレの選手なので頑張るだけ。他のチームの目に留まるかもしれないし…」。難しい状況でも腐らず練習してスタメンの座を確保し、試合では実力をアピールできた。「このメンバーで元日に行きたいです」。さまざまな思いを抱きながら、チーム初タイトルに目を向けた。

［2007年12月24日9時52分　紙面から］

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