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サッカーも早大が日本一/大学選手権

大榎監督(中央)の顔入りTシャツを着て歓喜する優勝した早大の選手たち
大榎監督(中央)の顔入りTシャツを着て歓喜する優勝した早大の選手たち

<全日本大学選手権>◇13日◇国立◇決勝

 名門早大が、復活の日本一に輝いた。法大相手に苦しみながらも、MF兵藤慎剛主将(4年)のゴールなどで2-0勝利。東京都リーグ所属だった4年前に就任した大榎克己監督(42)が、退任前のラストマッチでチームを見事によみがえらせた。正月の駅伝、前日のラグビーに続いて吹き荒れた早大旋風。早大創立125周年の大トリを、大榎早稲田が13年ぶり最多11回目の優勝で締めた。

 大榎監督の目が潤んだ。「こんなハッピーエンド、できすぎです」。後半5分に兵藤が0-0の均衡を破り、同11分にDF藤森が続いた。終盤は法大の猛攻を浴びたが、守備陣が体を張って耐えた。4年前には「関東2部に上がることが最大の目標だった」(大榎監督)チームの日本一。同監督は「選手に感謝したい」と、言葉を震わせた。

 07年度に125周年を迎えた早大は、運動部が次々と好成績を残した。前日には同じ国立でラグビー部が大学日本一になった。試合前、ラグビー部の汗と涙が残るロッカールームに、大榎監督の声が響いた。「天の時を逃すな!」。昨年から続く早大の勢いがサッカー部にも乗り移った。

 4年間、1度も後退することなくチームは力を伸ばした。大榎監督の指導方針は「個を伸ばすこと」。多色のビブスを使い、工夫した練習だった。走りながら考えさせた。個の力をチーム力に変えた。ミニゲームでは衰えない技術を見せた。自らの持つ戦術も選手に伝えた。「4年間で成長できた。監督のおかげです」。MF鈴木は言った。

 100人近い部員の心をつかんだ。「3年まではレギュラーでもないのに、いつも声をかけてくれた」と藤森。「選手をリスペクトし、同じ目線で話す。上から指導するのではなく、一緒に考える」と藤原コーチも言う。会見後には控え部員に競技場裏の通路で胴上げされた。部員から慕われているからこその2度目の胴上げ。「これがチームなんです」というと、監督の目がまた少し潤んだ。

 東京都リーグからの奇跡の復活を成し遂げ、大榎監督は清水に戻る。将来的にはトップチームの監督就任も予想されるが、まずはプリンスリーグで2部落ちしたユースの再建が仕事だ。「また0からです」。選手たちに囲まれて、大榎監督は最高の笑顔を見せた。【荻島弘一】

[2008年1月14日8時53分 紙面から]

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