阿波の大まくりにかける!/競艇
- 整備室で話し込む阿波勝哉(撮影・後藤純明)
<最終日・優勝戦予想>
優勝戦の最大のポイントは風だ。「主役」阿波勝哉はチルト3度で伸びが抜群。この伸びが生きるも死ぬも風次第だ。午後1時現在、北の風3メートル。風向きはピッタリ。風速があと1メートル上昇なら、「4メートルが理想」の阿波に願ってもない気象条件になる。だが、ピット内では今の風でも「神風」ならぬ「阿波風」(阿波に有利)の声が出始めている。その阿波は朝早くから整備室にこもりエンジンを点検。リングを交換した。さらに伸びを良くするためだ。伸びアップならGI初優勝の夢がかなり実現性をおびてくる。
エース浜野谷憲吾はプロペラ調整室で黙々と作業をしていた。「住之江のペラを調整している」。ペラ交換で勝負と思いきや「準優のペラで大丈夫」とのこと。大一番を前に他のペラを調整とは、「レースできる足」があっての余裕か?
得点率トップで優出した平石和男はスタートが問題。「スタート展示で02とかいいタイミングで行ければ大丈夫。フライングだったらちょっと…」。スタート展示のスタートタイミングに注目だ。
阿波に似た伸びがある滝沢芳行はボートをピットに繋留して回転数合わせに余念がない。「伸びを落とさないで乗りやすさを付けたい。どんな展開になっても対応できないとね」。伸びる阿波を止める最初の砦になれるか。
作間章はマイペース。準優直前に足が仕上がっただけに、ここもギリギリの時間に一発で調整する作戦かも知れない。飯島昌弘は目立った作業を行っていない。快速仕立てだけにのんびりムードといった感じだ。
【結論】阿波の大まくりにかける。阿波が勝つと時は2、3着の予想が難しい。(2)の頭で20点だ。
[2008年2月16日14時23分]
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