アジア最速スプリンターで日本短距離界の絶対的エース。2003年世界陸上パリ大会200メートルで銅メダルを獲得し、日本人選手として五輪、世界選手権を通じて初の短距離メダリストになった。
2000年シドニー五輪、2001年世界陸上エドモントン大会で準決勝に進出して世界舞台に台頭し、その後、日本の古武術をヒントに「なんば走法」をマスターしたことがパリの快挙につながった。2004年は「世界最速への挑戦」をテーマに100メートルに専念したが、故障もあってアテネ五輪は2次予選敗退。今回は得意の200メートルに絞って19秒台、ファイナル、メダル獲得を目指す。
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末続慎吾(すえつぐ・しんご)。
1980年(昭和55年)6月2日、熊本県生まれ。小学生時代は熊本市の陸上クラブに所属し、全国小学生リレー大会に走り幅跳び代表で出場。中学時代は目立った成績は残せなかったが、九州学院高から東海大に進むとスプリンターとして頭角を現す。1年でアジアジュニア100メートル3位、2年の関東インカレ200メートルで20秒67の学生新、スーパー陸上で20秒26の日本歴代2位をマークし、シドニー五輪で準決勝進出。178センチ、68キロ。家族は母、兄、妹。ミズノ所属。
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- 100メートル10秒03(2003年5月5日・水戸国際陸上)=アジア歴代3位、日本歴代3位
- 200メートル20秒03(2003年6月7日・日本選手権)=アジア・日本記録
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- 2000年 シドニー五輪200メートル準決勝2組8位(20秒89)
- 2001年 世界陸上エドモントン大会200メートル準決勝2組6位(20秒39)
- 2003年 日本選手権100メートル優勝(10秒13)、200メートル優勝(20秒03)
- 2003年 世界陸上パリ大会200メートル3位(20秒38)
- 2004年 アテネ五輪100メートル2次予選1組5位(10秒19)
- 2005年 世界陸上ヘルシンキ大会200メートル準決勝3組6位(20秒84)