「クィーン・オブ・アスリート」「陸上の女王」のニックネームがクリュフトほど似合う選手は見当たらない。2000年の世界ジュニア7種で優勝以来、世界、欧州の大半のタイトルを独占し続けている。2003年世界陸上パリ大会を史上3人目の7000点突破で制すると、2004年アテネ五輪、2005年世界陸上ヘルシンキ大会と世界大会3連覇。当然、今回の大阪でも絶対的な優勝候補である。
競技中も感情をストレートに表現し、勝利の喜びを競技場の観客と分かち合う姿が共感を呼び、スウェーデンのスポーツ界ではNO・1の人気を誇る。2006年欧州最優秀選手。インターネット投票でも女子の1位に選ばれたスーパースターだ。
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カロリナ・クリュフト。
1983年2月2日生まれ。7種競技の自己ベストは2003年8月に世界陸上パリ大会で出した7001点で世界歴代3位。五輪、世界陸上のほか、世界室内、欧州選手権、欧州室内、世界ジュニア、欧州ジュニアと5種、7種のタイトルを独占している。178センチ、65キロ。
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- 7001点(2003年8月24日)=世界歴代3位
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- 2000年 世界ジュニア7種競技優勝(6056点)
- 2002年 世界ジュニア7種競技優勝(6470点)
- 2003年 世界室内5種競技優勝(4933点)
- 2004年 世界室内走り幅跳び3位(6メートル92)
- 2004年 アテネ五輪7種競技優勝(6952点)、走り幅跳び11位(6メートル63)