身長157センチ、体重57キロ。日本人スプリンターよりも小柄な体で世界選手権連覇を狙う。特徴は足の回転力。パワーとスピードを兼ね備えたストライド・ピッチ走法で今年の全米陸上で2位を確保し、大阪行きを決めた。
2004年アテネ五輪では決勝で10秒96の自己ベストを記録しながら、ネステレンコ(ベラルーシ)に先着を許して銀メダル。第3走者で出場した4×100リレーでは第2走者マリオン・ジョーンズとのバトンパスに失敗して涙にくれた。そして捲土重来を期した05年世界陸上ヘルシンキ大会でアテネでのうっぷんを吹き飛ばす100メートル優勝を果たした。世界大会で初めて表彰台の一番上に立って以来、安定した力を維持している。世界連覇で新時代の扉を押し開くのか…。
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ローリン・ウィリアムズ。
1983年9月11日、米国生まれ。2002年世界ジュニア100メートル優勝。2004年の全米陸上100メートルで尊敬するゲイル・ディバースを振り切って3位に食い込み、アテネ五輪代表として世界の舞台へ。同五輪で銀メダルを獲得し、2005年世界選手権で世界一の座に就いた。
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- 100メートル10秒88(2005年)
- 200メートル22秒27(2005年)
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- 2002年 世界ジュニア優勝(11秒33)
- 2004年 アテネ五輪2位(10秒96)
- 2005年 世界陸上ヘルシンキ大会優勝(10秒93)