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桃子Vで冷たい米メディア見返す

笑顔で会見する上田桃子だが、会見場に外国人とおぼしき記者は見られず…
笑顔で会見する上田桃子だが、会見場に外国人とおぼしき記者は見られず…

 【カフク(米ハワイ州)12日=木村有三】上田桃子(21=ソニー)が堂々と「開幕戦V」を誓った。今季米初戦SBSオープンは14日、タートルベイリゾートで始まる。上田は契約先のソニーとキャロウェイ両社の要請で、新人としては異例の開幕戦前の公式会見に臨んだが、外国人からの質問は1つだけ。冷ややかな米メディアの対応に、反発するかのように「優勝しか見えない」と力強く宣言した。

 あれっ? 上田がちょっぴり不満げに「グチ」をこぼした。「日本人しかいなかったですね…」。

 契約先のソニーとキャロウェイが後押しして実現した新人唯一の公式会見。米メディアにアピールする目的だったが、会場はプレスルーム隅の8畳ほどの狭いスペースで、外国人からの質問は報道陣受付役男性の「コースは好きか?」の1つだけ。米マスコミの反応の低さに戸惑いの表情を見せた。

 準備万端で臨んだだけに、思わぬ「肩透かし」だった。英語で自己紹介するため、前夜は300回以上も冒頭のあいさつを反復練習。「アロハー。マイ・ネーム・イズ・モモコ・ウエダ。アイム・エキサイティング、ファーストイヤー・オブ・USLPGAツアー…」。緊張で言葉に詰まる場面もあったが、練習の成果を見せて乗り切った。それだけに、あまりに無反応な外国人プレスに驚いた。

 06年に新人として会見に臨んだ宮里の場合は、他の有力選手と同じ会見場で行われた。米予選会で12打差をつけトップ合格&05年W杯優勝の実績を認められたと言える。上田も昨年のミズノクラシックで米ツアーに優勝しているが、日本開催のため米マスコミの「認知度」はまだ低い。ならば、実力で見返すしかない。

 約30人の日本人報道陣からは次々と質問が飛んだ会見終盤で、上田の闘志に火がついた。「常に優勝という2文字しか見えていない。すごく難しいコースだけど、チャンスが来たらつかむ気持ちがある。初戦から優勝を狙っていきたい」。力強く言い切った。

 ハワイは思い出の地だ。海外米ツアー初出場だった昨年フィールズオープン2日目に66をマーク。「小技とパットの重要さを勉強した試合。ハワイの大会があったから成長できた」という。「プリーズ・リメンバー・ミー」。名前をしっかり覚えてもらうため、全力を挙げて開幕Vを目指す。

[2008年2月14日8時43分 紙面から]

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