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清田無念の2位快挙逃す/欧州男子ゴルフ
<欧州男子ゴルフ:ジョニーウォーカー・クラシック>◇最終日◇2日◇インド・ニューデリー近郊グルガウン、DLF・GC(7156ヤード、パー72)
日本ツアー未勝利の清田太一郎(27=フリー)が、25年ぶりの快挙を逃した。首位スタートから一時は2位に3打差をつけたが、後半インで2ボギー。結局71で通算15アンダーの2位に終わり、83年欧州オープン優勝の青木功以来、日本人2人目の欧州ツアー制覇はならなかった。清田と同じ最終組で回ったマーク・ブラウン(ニュージーランド)が67をマーク、通算18アンダーで優勝した。
大きなチャンスをつかめなかった。前半快調に3バーディーを奪った清田だが後半は急失速。12番から4連続バーディーのブラウンに逆転を許した。「後半は優勝を意識してしまった。イメージはあったのに体が反応しなかった」。正念場の17番でも3パットし「流れが悪くなり集中力が切れていた。逃げてしまった」。師匠の江連忠にも電話で「スキを見せたのが悔しい」と打ち明けた。
この日のスタート前には熊本の父正光さん(67)に電話し「伸び伸びとやりなさい」と励まされていた。偉業はならなかったが、6日に開幕する欧州、アジアンツアー共催のマレーシアオープンにも出場予定。「自分のゴルフ人生で必ずプラスになる貴重な経験だった」。惜敗の悔しさを晴らす機会は、すぐにやってくる。
[2008年3月3日9時23分 紙面から]
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