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予想&注目選手

☆順大がV候補の筆頭か、追う亜大、日大

 50回目出場の順大が節目の優勝を誓えば、雑草軍団の亜大は2連覇にひた走る。今年も上位校は実力伯仲だが、優勝候補の筆頭に挙がるのが順大だ。

 2年連続で5区の区間賞、金栗四三杯(最優秀選手賞)を獲得した山上りのスペシャリスト、今井正人(4年)の存在が大きい。節目の大会で11度目の総合優勝を使命に掲げる絶対エースが支柱となり、小野、松岡らも順調に仕上がった。層の厚さは他校がうらやむほど。前回、8区のブレーキで優勝を逃した分だけ、調整にも油断はない。

 亜大は今年も総合力で勝負する。真夏の阿蘇合宿では月間1000キロを走破。他校を圧倒する練習量を誇る。山下拓郎(4年)ら前回のVメンバーが6人残った。サプライズ優勝の前回から1年。岡田監督は史上11校目の2連覇へ自信をのぞかせている。

 前回3位の日大は、ケニア人留学生のダニエル(1年)が花の2区を走る見込みで、2強を覆す布陣が整った。

 11月の全日本大学駅伝を制した駒大は1、3年生中心の若いチームで臨む。佐藤悠基、伊達秀晃の2枚看板を持つ東海大、箱根経験者が12人もいる東洋大も前評判が高い。【陸上担当・佐藤智徳】

☆順大の「最強クライマー」今井に注目!

 今回の箱根駅伝で、最大の注目選手は「最強クライマー」と呼ばれる今井正人(順大4年)だ。2年連続で5区の区間賞を獲得。05年は11人抜き、そして区間距離が約2・5キロ延びた前回、5人抜きでチームを17年ぶりの往路優勝に導いた。これまで故障が多かったが、今年は春のクロカン練習でフォームのバランスがよくなり順調にシーズンを送ってきた。卒業後はトヨタ九州でフルマラソンに挑む。また今回は、4年間の集大成として、チーム6年ぶりの総合優勝を狙う。

 各校のエースが集結する「花の2区」は、ケニア人留学生のモグス(山梨学院大2年)を軸に、火花を散らす。1万メートル27分44秒の記録を持つモグスは前回、区間賞を獲得したが終盤に失速した。その反省から今回ペース配分を考えて、区間新記録に挑戦する。

 ダニエル(日大1年)は昨年まで所属したサイモンの代役として急成長。2区に抜てきされれば、モグスや他校にとって意識せざるを得ない存在になる。

 学生長距離界のエースとして期待される早大2年の竹沢健介は今夏、欧州遠征も経験。シード奪回に燃える。

 さらに実業団とも互角に戦う佐藤悠基(東海大2年)が絡めば、激戦は必至。東海大2枚看板の1人、伊達秀晃(3年)は前回、発熱で失速した山上り5区での雪辱、打倒今井に意欲を見せている。【陸上担当・佐藤智徳】




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