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由伸が日テレ小野寺麻衣アナと入籍

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メジャー通算1000安打を放ち、塁上で笑顔を見せるマリナーズのイチロー(共同)

 巨人高橋由伸外野手(30)が29日午前、日本テレビの小野寺麻衣アナウンサー(30)と入籍した。高橋由は、すでに長嶋終身名誉監督と原監督に結婚の報告をしており「キャンプ前にケジメをつけておきたかった。野球は野球、結婚は結婚って考えていますが、私生活では1人じゃなくなる。これからは2人でお互いの人生を楽しくしていけるように頑張りたいと思います」と語った。人生を共にするパートナーを得て、2006年のヨシノブの闘いが始まる。

 いつになく精悍(せいかん)な、引き締まった顔つきだった。高橋由はキャンプインを3日後に控えたこの日の午前中、麻衣さんと共に区役所に向かい、婚姻届を提出した。「今日、入籍しました。キャンプ前にケジメをつけておきたかった」。日本プロ野球界“最後の大物独身選手”が、人生を共に歩むパートナーを得た瞬間だった。

 ともに慶大出身の同い年。だが、帰国子女の小野寺アナウンサーは学年が下で、最初の出会いは高橋由がプロ入りしてからだった。6年前、知人の紹介で食事を共にし、4年前から本格的な交際がスタート。「性格が全く逆。自分にない面をたくさん持っているし、一緒にいて楽しかった」という高橋由が最初に食事に誘った。その後は意気投合。「プロ野球選手というと派手なイメージがあったんですが、とても普通の感じがして、好感が持てました」という小野寺アナとの距離は、どんどん縮まっていった。

 高橋由は昨年12月9日に右足首の骨きょく除去手術を受け、このオフはリハビリ生活が続いた。それでもシーズン中から2、3キロしか増えていない体重90キロをキープしているのも、小野寺アナのおかげだ。「空気を吸っても太る」と言われる体質だけに、例年のオフは95キロ以上まで増えてしまうが、麻衣さんの手料理で肥大化はストップ。外食が多い“偏食王”の節制にもつながった。入院中の介護はもちろん、松葉づえ生活を支えた小野寺アナの協力で、順調なリハビリ以上の効果がもたらされている。

 リハビリ生活の中での入籍だが、私生活と野球生活を区別する高橋由は言う。「ケガをしているとか、そんなのは2人の間で関係ないでしょ。昨年の12月になって、キャンプ前に入籍しようと決めました。結婚したから野球を頑張るというのは好きじゃない。今までだってグラウンドでは頑張ってるんですから。でも、プライベートは1人じゃなくなるし、2人で力を合わせて楽しい人生にしていきたいですね」。クールに語るが、私生活がしっかりすれば、野球生活に大きなプラスになるのは間違いない。「偏食が多いし、由伸は早く結婚した方がいい」と言い続けてきた原監督の念願もかなった。

 「絶対に優勝したい。開幕には間に合わせて、ケガをしない強い体でシーズンを乗り切りたい」と言い切る高橋由。二人三脚で臨む、新たな歩みが始まった。

[2006年1月30日8時32分 紙面から]

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