<岐阜国体:柔道>◇9日目◇7日◇大垣市総合体育館

 柔道の少年男子を初制覇した千葉では、90キロ級で中堅のベイカー(千葉・東海大浦安高)の大技に場内が沸いた。

 米国人の父と日本人の母との間に生まれた18歳。筋肉質の体から技が切れ目なく出て、奈良との決勝では豪快な内股で相手をたたきつけ「気持ちよかった」とはにかんだ。

 インターハイは個人と団体の2冠に輝いた注目の新星。11月の講道館杯がシニアデビュー戦となり「優勝して、どんどん上にいきたい。早く世界で闘いたい」と若さにあふれていた。