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中野2年ぶりGPファイナル/フィギュア

女子フリーでの中野友加里の演技(AP=共同)
女子フリーでの中野友加里の演技(AP=共同)

<フィギュア:ロシア杯(GPシリーズ第5戦)>◇2日目◇24日◇モスクワ◇女子フリー

 SP2位の中野友加里(22=早大)がフリーでも安定した演技を披露し、112・27点をマーク。合計を自己ベストの172・77点まで伸ばして2位に入り、2年ぶり2度目のGPファイナル(12月13~16日、トリノ)進出を決めた。世界選手権銅メダルの金妍児(17)はフリーで歴代1位の133・70点をたたき出し、合計197・20点で中国杯に続く今季2勝目を挙げ、GPファイナル進出。村主章枝(26)は合計148・15点で5位に終わった。

 「172・77」。自己ベストとなる合計点が映し出されると、思わず手をたたいて涙ぐんだ。充実した滑りで、2年ぶり2度目のGPファイナル進出決定。中野は「ジャンプは回転不足がいくつかあったけど、ミスなく終われたのがよかった」と笑みを浮かべた。

 最初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を、スケートカナダのフリーに続いて鮮やかに決めて勢いに乗った。国際大会の連続成功は自身初。序盤の連続ジャンプと3回転ルッツが回転不足と判断されたが「トリプルアクセルを跳べたのが一番うれしい」と手応えの方が大きかった。

 今季は大学院進学の準備により夏場に調整遅れが生じたが、焦ることなく次第に状態を上げ、GP開幕に間に合わせた。この日も「緊張すると体が動かなくなる」という不安も見せず、柔軟性を生かした自慢のドーナツスピンで演技を終え、大歓声を浴びた。

 思わぬ収穫が好調を支える。一般客が多い練習リンクの状態は劣悪で思い通りに氷上練習をこなせない。このハンディを補うためにトレーナーを雇い陸上練習を増やした結果「体つきが良くなったとも言われる」。バランス向上がジャンプの正確性につながった。

 GPファイナルの開催地はトリノ。トリノ五輪代表を逃した中野にとっては、特別な感情を抱く場所だ。「GPファイナルまでまだ少し練習する時間があるので、レベルアップしたい」。2年前に3位に入り飛躍のきっかけをつくった舞台で、次はさらに上を狙う。

[2007年11月25日9時45分 紙面から]

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