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康生が五輪代表争いから後退/柔道

表彰式後、すぐにメダルを外す井上(左端)。右端は優勝した石井、中央は高井
表彰式後、すぐにメダルを外す井上(左端)。右端は優勝した石井、中央は高井

<柔道:嘉納杯東京国際>◇最終日◇9日◇東京体育館◇男子100キロ超級

 井上が五輪代表争いから1歩後退した。足技から得意の内またに移行する、この2カ月課題として練習してきた形を石井相手に出せなかった。開口一番「納得いかないです」。男子日本代表の斉藤監督からは「棟田と石井が並んで1歩リードしている。その後に康生と高井」と、3、4番手に位置づけられた。

 9月の世界選手権の悪いイメージを残したままだった。同選手権2回戦で、身長2メートルのリネールに内またをすかされ、最後は足技の小内刈りを返されて負けた。この日の準決勝前、父明さんから足技を使うよう助言されたが、井上は「返される気がする」と話したという。100キロ級から転向し、大型選手に対しては足技から崩す必要性を痛感する一方で、リネール戦のトラウマから、練習ではできていた足技を出すことを恐れた。「勇気がなかった」と反省した。

 2月のフランス国際優勝後、4大会連続で優勝を逃した。石井の成長で競争はさらに激しくなったが「石井が入ってきたことは関係ない。僕自身がいろいろな意味で足りない」と表情を引き締めた。恐怖心から抜け出さない限り、五輪出場が厳しい状況は変わらない。

[2007年12月10日9時30分 紙面から]

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