スポーツ

アテネ５位池松がＶ／レスリング

男子フリー６６キロ級決勝で、小島豪臣（下）を攻める池松

＜レスリング：全日本選手権＞◇２１日◇東京・代々木第２体育館

　レスリング全日本選手権の初日が２１日、東京・代々木第２体育館で行われ、アテネ五輪男子フリー６６キロ級５位の池松和彦（２７＝Ｋ－ＰＯＷＥＲＳ）が３年ぶり３度目の優勝で復活を猛アピールした。決勝は小島豪臣（周南システム産業）と対戦。第３Ｐ終盤に試合を決める得点を奪い、２－１で栄冠を手にした。

　アテネ後は燃え尽き症候群に陥り、代表からも外れ引退も考えた。だが、進学した日体大大学院で燃え尽き症候群に関する修士論文を書き上げる過程で自分の現状を冷静に分析。「引退する時に悔いは残したくない」と気持ちを切り替えた。今大会優勝で来年の３度の五輪予選会で出場枠を取った時点で五輪代表に決まる。「（いつも）引退がかかっているので一生懸命やりたい」。ベテランの目には北京が映り始めている。

［2007年12月22日9時16分　紙面から］

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