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オグシオで電機業界も“大連立”
「オグシオ」の五輪メダルに電機業界も大連立!
来年8月の北京五輪期間中のバドミントン日本代表の現地拠点が、松下電器体育館になることが28日、分かった。メダル最有力候補の女子ダブルスペア、小椋久美子、潮田玲子(ともに24)は三洋電機の所属。松下電器は同業のライバル社になるが、日本オリンピック委員会(JOC)の公式パートナーであることなどから協力を快諾。JOCが日本バドミントン協会に練習会場としての使用を打診してきた。
同体育館はバドミントンの試合会場となる北京工業大学体育館から徒歩圏内にあるという。五輪組織委員会が用意する公式練習場は所在地もはっきりしておらず、練習時間も同委員会側に左右されかねない。試合日程やコンディション調整を踏まえて自由に練習できる自前の練習場は、代表選手にとって願ってもない最高の環境になる。
バドミントンが北京五輪でのメダル候補と認められた証明でもあった。過去の五輪ではJOC側から練習場について打診されたことはなかった。レジャーの延長のような扱いをされたこともある。しかし、今年の世界選手権でオグシオが銅メダルを獲得したことで、一躍重点競技に躍り出た。それがJOCからの初オファーにつながった。
協会関係者は「願ってもないうれしいオファー。今、どうやって使えるか検討中」と同体育館を使用する意向だ。オグシオの実力と人気が、同業他社の垣根を乗り越えた。
[2007年12月29日9時35分 紙面から]
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