このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > スポーツ > ニュース


スポーツメニュー

康生が結婚報告、タッグで金メダル目指す

東海大の柔道場で結婚会見する井上康生と東原亜希に大勢の報道陣が集まる
東海大の柔道場で結婚会見する井上康生と東原亜希に大勢の報道陣が集まる

 柔道男子100キロ超級の井上康生(29=綜合警備保障)が「新婚タッグ」で金メダルを目指す。15日、神奈川県平塚市の東海大柔道場でタレントの東原亜希(25)と結婚報告会見を行った。この日午前に婚姻届を提出した2人は、井上の出場する今冬のフランス国際(2月9~10日、パリ)以降の全大会に夫婦で遠征することを計画。特に4月以降は亜希夫人が芸能活動を控えて全面バックアップする。現役最後の大舞台と位置付ける北京五輪での金メダル獲得へ、まさに「一心同体」の態勢で臨む。

 結婚は二人三脚で北京五輪代表、そして金メダルへ立ち向かうという決意表明だった。和やかなムードが漂う中、井上はあえて「今、一番の目標は北京五輪に出場すること。それを一番理解しているのは彼女。2人で戦うぞ、という部分はあります」と言い切った。

 昨年10月にドライブの車中で「結婚してください」とプロポーズ。同時期に父明さんに思いを伝え、地元宮崎に帰郷して母かず子さん(享年51)、長兄将明さん(享年32)の墓前にも報告した。今後は晴れて夫婦で同居を開始。料理上手で明さんと井上それぞれのメニューを作り分けするほどの腕を持つ亜希夫人が、井上を心身ともにバックアップする。昨年の不振をはねのけ北京五輪へ進むための文句のない態勢が整った。

 亜希夫人も覚悟を固めた。井上に「4月以降は仕事を一切入れていない。(北京五輪まで)完ぺきにサポートする」と伝えたという。4年半の交際期間中は仕事の都合や騒動になることを懸念し、試合観戦は2回のみだったが「これからの試合は全部応援に行けると思います」。日程調整ができれば2月のフランス国際から全戦帯同が実現する。

 井上にとって亜希夫人は最高の助言者でもある。アテネ五輪惨敗後、引退を示唆した井上に「ここで逃げていいの?」と諭した。昨年9月の世界選手権敗退後の動揺を隠せない井上を「まずはしっかり考えて」と落ち着かせたこともあり、井上も全幅の信頼を置く。

 北京五輪に全精力を結集するための結婚。婚約指輪も結婚指輪も結婚式も、当然新婚旅行も北京五輪後と決めている。この日の会見前に神奈川・秦野市役所で結婚の手続きを済ませ、井上は「金メダルが婚約指輪の代わり? そうしたいですね」と力強く話した。「北京五輪は柔道人生すべてをかける最後の大舞台。この結婚を機に気を引き締めて死に物狂いでやっていきたい」。最高のパートナーとともに柔道人生最後の勝負に挑む。【菅家大輔】

[2008年1月16日9時23分 紙面から]

  • エヌスクへ

【PR】

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

「康生が結婚報告、タッグで金メダル目指す」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ