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2007年高校ラグビー特集


第87回全国高校ラグビー大会

東の横綱桐蔭学園が悲願の初優勝へ挑戦

 第86回全国高校ラグビーは今日27日、大阪・花園ラグビー場で開幕、3年連続7度目の出場となる桐蔭学園(神奈川)が初優勝に挑む。同校は今春の選抜大会で準優勝、さらにメンバーの大半を送り出した国体では初優勝を果たし、東のAシードにも選ばれた。98年度大会以降、9年連続で近畿勢に頂点を奪われるなど、高校ラグビー界は「西高東低」の図式が続いていたが、総合力で戦える今回は初戴冠の絶好機となりそうだ。

 初優勝の栄冠は「チームの和」でもぎ取る。3年連続で東のAシードに選出された桐蔭学園だが、100キロを楽に超える巨漢もいなければ190センチ近い大型選手もいない。藤原秀之監督(39)は「特に今年の3年は私生活から互いに律し合うことを知っている集団」と強調する。練習場への携帯電話持ち込みなども禁止。オンとオフのけじめをしっかりつけることで結束力が増す好結果を導いた。

 年間のテーマとして部室に掲げた「克己」という言葉は「部員全員で話し合って決めました。敵に勝つためには、まず“己に克つ”ことが大切ですから」とFB仲宗根健太主将(3年)。個人が自分を律することができる人間に成長した結果「仲良しグループ」ではない強い絆が生まれた。

 今大会はその結束力が試される舞台になる。今年度から19歳以下の国内競技規則が改訂され、高校ラグビーでも従来の〈前5人が組んで後3人が付く〉2段階スクラムから〈8人全員が同時に組むルール〉に変更された。全員で結束すれば、これまで以上にプレッシャーをかけられる。選手たちは口々に「パックとバインドをしっかりすれば問題ないです」と話した。

 頂点を9年連続で近畿勢に奪われ「西高東低」といわれて久しい。しかし、桐蔭学園は今春の選抜大会で準優勝、メンバーの多くを送り込んだ国体では初優勝を成し遂げた。過去7度出場の中で優勝に最も近いチーム。悲願の達成へ向け、初戦は今月30日。北見北斗(北北海道)と土佐塾(高知)の勝者を迎え撃つ。【山田大介】

[2007年12月27日9時18分 紙面から]

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