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2007年高校ラグビー特集


第87回全国高校ラグビー大会

関西学院、超激戦区で旋風を

 関西学院(兵庫)は安藤昌宏監督(37)が2年間のオーストラリア留学中のため、計7人の社会人&学生コーチが指導する。1回戦から強豪・正智深谷(埼玉)と対戦する「死のブロック」突破へ全力で挑む。

 幸運の先に、試練が待ち受けていた。関西学院は兵庫大会決勝で報徳学園と12-12で引き分け、抽選によって4年ぶりの花園出場切符を手にした。だが、決まった組み合わせは1回戦が正智深谷、突破しても2回戦でAシードの伏見工と当たる「死のブロック」。県大会でラッキーくじを引いた高校日本代表SO小樋山主将は、覚悟を決めた。「僕らより格上の相手。チャレンジャーとしてやるだけです」と力を込めた。

 異色のチームだ。安藤監督は昨年4月から、語学&ラグビー研修のためオーストラリアに滞在中で不在。平日は4人の関学大生コーチ、土日はOB3人の社会人コーチが選手を指導する。自主性を重視するスタイルで、練習は2時間のみ。残りは各自で何が足りないかを考えキック、パス、筋トレに励む。「ラグビーは自分たちで考えるスポーツ。個人個人の向上心が芽生えてきています」。監督代行を務める社会人の野中孝介ヘッドコーチ(30)は目を細める。

 環境は恵まれている。学生コーチのほかにも関学大ラグビー部員が週に2度、練習で胸を貸してくれる。9月に大学と共用の人工芝グラウンドが完成。照明も32機増えて、夜間練習もできるようになった。

 春の選抜大会ではベスト8まで進出した。FWは平均176・1センチ、83・8キロとサイズは大きくないが「どこよりも走れるチーム」と小樋山主将は胸を張る。「気負いなくやれば勝っていける。やるからには日本一になりたい」。強豪校にひと泡吹かせる態勢は整った。

[2007年12月27日11時28分 紙面から]

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