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2007年高校ラグビー特集


第87回全国高校ラグビー大会

大工大高“ネイビーレッズ”で魂継承

野上監督(左)、OBの大西一平氏(右端)が見守る前でスクラム練習を繰り返す大工大高の選手(撮影・築山幸雄)
野上監督(左)、OBの大西一平氏(右端)が見守る前でスクラム練習を繰り返す大工大高の選手(撮影・築山幸雄)

 伝統校の「最後の戦い」が始まる。全国高校ラグビーは30日、シード校が登場して2回戦16試合が行われる。Bシードの大工大高(大阪第3)は高鍋(宮崎)と対戦する。来春から「常翔学園」と校名変更されるため、現校名での出場は最後。名門の「魂」を来年度以降も継承するため「ネイビーレッズ」とチームの愛称を決定。29日はOBの大西一平(43=神戸製鋼テクニカルアドバイザー)が選手を指導。12年ぶり5度目VへOBも後押しする。

 大工大高の名は消えても、その「魂」は愛称を通じて永遠に受け継がれる。節目の大会を前に最終調整した選手らは、12月中旬に完成したジャンパーを身にまとった。背中には「navy reds」の文字が刻まれ、アートディレクターの長友啓典氏がデザインした白熊の絵が踊る。

 「うちのチームカラーの紺(ネイビー)と赤(レッド)を合わせて、ネイビーレッズ。部員から名前を公募してみんなで相談して決めました。これなら来年以降も残るし、ひとつながりになる」。愛称の由来を野上監督が説明した。

 全国V4度の名門が、来年4月から「常翔学園」になる。現校名での最後の戦いへ、OBも一致団結する。この日は、春から暇を見つけて指導してきた大西一平氏が、雨の中で声を飛ばし「春に比べて倍はうまくなった」と目を細めた。年末年始の休みを利用して、OBたちが臨時コーチとして駆けつける予定だ。野上監督も「ありがたい」と感謝する。

 初戦の高鍋戦へSO新里主将も「自分たちのラグビーをするだけ」と力を込めた。新たに部の公式ホームページも完成。12年ぶりVの期待を背負い「ネイビーレッズ」が果敢に発進する。【木村有三】

[2007年12月30日10時46分 紙面から]

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