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力士急死問題で元時津風親方ら来月逮捕へ

 時津風部屋の序ノ口力士、時太山(ときたいざん、当時17・本名斉藤俊=たかし=さん)が昨年6月に愛知県犬山市でけいこ後に急死した問題で、県警捜査1課と犬山署は28日、制裁目的の暴行などで斉藤さんを死亡させたとして、傷害致死の疑いで山本順一・元時津風親方(57=元小結双津竜、昨年10月に解雇処分)と部屋の兄弟子少なくとも3人を2月に逮捕する方針を固めた。

 名古屋大に依頼した死因の再鑑定は大筋でまとまり「一連の暴行が死因になった」と結論付けているといい、県警は近く名古屋地検と最終協議に入る。相撲界を揺るがした力士急死問題は刑事事件に発展する見通しとなった。

 調べでは、元親方は昨年6月25日夜、犬山市の時津風部屋で斉藤さんの額などをビール瓶で殴打。兄弟子に「おまえらもやってやれ」と命じ、兄弟子3人が約30分間、金属バットなどで暴行した。

 元親方と、前日の暴行に加わった2人を含む兄弟子5人は翌26日、けいこ場で通常5分程度のぶつかりげいこを30分以上続け、斉藤さんを死亡させた疑いが持たれている。

 再鑑定では、強い打撃を受け半日以上経過すると血中に蓄積、一定以上で心停止などを引き起こすカリウムに着目。斉藤さんは血中濃度が通常の2倍程度になっていた。このことから、県警は25日の暴行をきっかけにカリウムがたまり始め、26日の激しいけいこが直接の引き金になったと判断した。

 26日のけいこについて、元親方は任意の聴取に「けいこだった」としたが、兄弟子の一部は「制裁目的の暴行」と供述。日本相撲協会関係者や専門家は「入門したての弟子にとっては異常に長く、けいこに相当しない」などと回答し、県警は2日間の暴行が死因になった傷害致死容疑の適用が可能と結論付けた。

[2008年1月28日23時8分]

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