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白鵬が朝青龍に異例の出げいこオファー
- 紗代子夫人(右)が見守る中、ソフトボールを楽しむ白鵬(撮影・盧載鎭)
横綱白鵬(22=宮城野)が12日、横綱朝青龍(27=高砂)へ、異例の出げいこオファーを出した。荒げいこなどで友綱親方(元関脇魁輝)から門前払いを食らうなど、出げいこ先が限定された横綱へ、助け舟を出した。横綱同士のけいこは珍しく、白鵬は問題視された荒げいこも受けて立つ姿勢を示した。朝青龍がオファーを受ければ、宮城野部屋で横綱同士の熱い三番げいこが実現する可能性が出てきた。
余裕の表れだ。白鵬が朝青龍へラブコールを送った。東京・墨田区でのけいこ後「朝青龍関は本当に友綱部屋で断られたの? 大変だね」と同情した。間髪入れずに、入門時から指導している熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)が「それならうちにくればいい。うちの横綱と好きなだけやればいい」と出げいこ先に名乗り出た、白鵬も「それがいいね。くればいい」と同調した。
ちょうど手応えのあるけいこ相手を求めていた。6日からけいこを再開したが、部屋のけいこ相手・龍皇が体調を崩し、相手がいなかった。すでに体は準備万端なだけに、問題となった朝青龍の荒げいこも、熊ケ谷親方は「どんどんぶつけてやればいい」と余裕のコメント。白鵬も「それでもいいよ」と受けて立つ構えを見せた。
横綱昇進後の2人のけいこは1度だけ実現している。名古屋場所前に偶然、出げいこ先の鳴戸部屋で一緒になった。鳴戸親方(元横綱隆の里)に「2人でどうだ?」と促され、三番げいこが実現。11番取って5勝5敗1同体の五分。「今なら11番取ったら、10番以上勝てるな」と熊ケ谷親方から言われた白鵬は「そうですね」。2場所連続優勝のプライドをのぞかせた。
一方、朝青龍はこの日、4日ぶりにけいこを休んだ。痛めている右足かかとは徐々に回復している。来年1月8日の横綱審議委員会けいこ総見でも2人は肌を合わせる可能性があるが、朝青龍が了承すれば、今週中にも宮城野部屋で横綱同士の激しい三番げいこが実現する。【盧載鎭】
[2007年12月13日9時14分 紙面から]
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