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WADA委員長大リーグ検査は欠陥と非難
世界反ドーピング機関(WADA)のフェイ委員長は16日、米下院が15日に大リーグの薬物問題で公聴会を開いたことに関連し「現在の大リーグの対応は欠陥だらけ」と強い調子で非難した。これを受け大リーグ側も同日「WADAの指摘は不正確で的外れ」と反論の声明を出した。
今月から委員長になったフェイ氏は声明で「大リーグが現在の対策を継続することは(薬物対策を提言した)ミッチェル氏や米議会の品位をおとしめることになる。ヒト成長ホルモン(HGH)への対応も甘く、尿検査だけではなく、早めに血液検査も採用すべきだ」と批判した。
また、治療目的で興奮剤の使用が認められた例外が2006年は28件だったのに対し、07年は103件に増えたことを挙げ、独立した機関での検査の必要性を指摘した。
これに対し、大リーグ側は「血液検査については保存方法などに疑義があり、現在も研究中。大リーグはWADA公認の機関で検査をしている」と応じた。
[2008年1月17日11時45分]
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