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独立機関がシーズン中に抜き打ち薬物検査
大リーグの薬物使用に関する下院政府改革委員会の公聴会が15日開かれ、証人として出席したバド・セリグ・コミッショナーは、外部の独立機関が、シーズン中に、抜き打ちで薬物の検査を実施する意向を示した。
大リーグで現在行われている検査は事前に予告があり、検討されている外部機関による検査では五輪の検査と似た内容となる。
公聴会では、薬物使用の実態をまとめた「ミッチェル・リポート」の作成者、ジョージ・ミッチェル元上院議員が、リポートの内容に自信を持っているとあらためて強調した。ロジャー・クレメンス投手の、薬物使用を告発した元トレーニングコーチのマクナミー氏の発言を信頼する理由として、「ペティットが認めている。聴取の際には、偽証すれば罪になると通告している」などの根拠を説明した。
また改革委員会のワックスマン委員長は、ミゲル・テハダ内野手(アストロズ)が05年のラファエル・パルメイロ選手(引退=当時オリオールズ)の薬物使用に関する調査に対し、虚偽の発言をした可能性があるとして、司法省に偽証罪の捜査を要請したことを明らかにした。
薬物使用を全面否定しているクレメンスは、マクナミー氏とともに2月13日の公聴会に召喚されている。ここでは厳しい追及が予想され、通算354勝の右腕にとっても「偽証罪」は大きなプレッシャーになりそうだ。
[2008年1月17日9時46分 紙面から]
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