このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 野球 > MLB > ニュース



松坂がサンタナのRソックス入り熱望

 レッドソックス松坂大輔投手(27)が8日、今オフメジャーで争奪戦が繰り広げられているツインズのエース左腕ヨハン・サンタナ投手(28)のレッドソックス入りを熱望した。松坂は宮崎サンマリンスタジアムで行われた「55年会」主催の少年野球教室に参加。今季はベケット、シリングらと最強の先発ローテーションを形成、ワールドシリーズ制覇を成し遂げたが、サンタナ加入となれば、自身の成長と連覇にも大きく影響する。また、FA宣言した福留、黒田のメジャー挑戦にも関心を示した。

 少年たちの先頭を走る松坂の胸は充実感で満たされていた。10月28日にワールドシリーズを制覇して以来のユニホーム姿。この間は、ボールを使った練習を控えていたが、目を輝かせる将来の卵たちを前にすると、肩回りも自然に火照ってきた。マウンドで約20球、投球の基本も実演した。スライダー、チェンジアップ、ジャイロボール?…。間近で見守った子供たちの大歓声も心地よかった。

 その松坂がメジャー最強左腕サンタナのレッドソックス入りを強く望んだ。現在サンタナはメジャーリーグのオフシーズンで最もホットな存在。ツインズが放出に動き、争奪戦を繰り広げているが、レッドソックスも連覇に向けて獲得に乗り出している。松坂は、そのサンタナに熱いラブコールを送った。

 松坂「できることなら一緒にやりたい。ベケットやシリングと違った形で新しいものを学べそうです」。

 忘れもしない。過去に2度サイヤング賞を獲得し、4年連続15勝以上を挙げた左腕の実力は今も頭から離れない。5月5日、敵地ミネアポリスでのツインズ戦。ベンチから見たサンタナの球威と巧みに操る変化球にくぎ付けとなった。強打のレッドソックス打線が1-2で軽くひねられた試合だった。

 松坂「横から見たりテレビで見ていて、あのチェンジアップはなぜ打者があんな空振りをするのだろうかと思いました。できることなら間近で投げ方を見たい。(自分も)試行錯誤をしている段階ですが、近くで何かを見つけたいです」。

 メジャー1年目で15勝を挙げた松坂だが、制球力では課題も残した。このオフは上半身はひじと肩、下半身は腰を徹底的に鍛え上げる。「投球フォームの中で新しい動きを取り入れたい。体力を維持するのではなく自分をレベルアップさせるための強化です」。

 来春のキャンプから一流の投手がまた1人、同僚として加わるならば、これ以上ない起爆剤ともなる。

 また、FA宣言してメジャー移籍を目指す福留、黒田との新たな「日本人対決」にも胸を膨らませた。

 松坂「対戦することになれば楽しみ。明るい話題を提供したい。黒田さんはタフ。福留さんは打撃センス、守備もメジャーに来ても遜色(そんしょく)ない。

 負けられない2年目。現状に満足するつもりはない。08年の勢力図が明らかになるに連れ、松坂は気持ちの高ぶりを覚えていた。【山内崇章】

[2007年12月9日9時6分 紙面から]

  • エヌスクへ

【PR】

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

「松坂がサンタナのRソックス入り熱望」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ