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ファンが選ぶ最優秀中継ぎに岡島

 「陰のヒーロー」が松坂からスポットライトを奪った。レッドソックスの岡島秀樹投手(31)が18日(日本時間19日)、ファンの選ぶ「最優秀セットアッパー」に輝いた。得票率45%は各賞の中でも最高となる圧倒的支持を集め、同16%のジョバ・チェンバレン(22=ヤンキース)ら2位以下に大差をつけた。今オフは左投手部門の「新人オールスター」に続いてのタイトル。表彰ラッシュで同僚・松坂を脇役に追いやった。

 3年ぶり世界一奪回のブルペンを支えた岡島が、ファンの絶大な支持を集めた。大リーグ公式ホームページが主催する同賞には、両リーグを代表する中継ぎ10人がノミネート。10人の中で27ホールドは5位、防御率2・22は5位、63奪三振は7位。主要成績だけなら突出するものはないが、約2人に1人がネット投票したほど「衝撃度」があった。

 同ページは「07年のレッドソックスの出来事で、岡島の活躍は最も喜ばしいサプライズ」と回顧した。メジャー初球被弾のデビューから、その後は19戦連続無失点で4月の月間最優秀新人を獲得。8月下旬まで防御率1点台前半の快投でオールスターにも選出。日本人初のワールドシリーズ登板を果たすなど、ポストシーズンでも初登板から6戦無失点で世界一に尽力した。同ページはまた、初セーブを挙げた4月20日ヤンキース戦、ダブルヘッダーに連投した5月17日タイガース戦、ボンズを見逃し三振に仕留めた6月16日のジャイアンツ戦も印象深い試合に挙げた。

 開幕前の話題は松坂一色。ただメジャーへの適応に苦闘した同僚とは対照的に、新球チェンジアップでスムーズに溶け込んだ。4月新人、新人オールスターに最優秀セットアッパーも加わり、1年目の「タイトル」は3冠。5月第3週の週間MVP1つに終わった松坂を上回った。強力投手陣の今季を象徴するように、レ軍勢は同ページ主催各賞で投手部門を独占。最優秀先発のベケット、同クローザーのパペルボンに続き、この日の岡島で名実ともメジャー最強リレーが完成した。

 12月から都内で来季に向けた自主トレを開始している。「順調に体づくりに専念できている」と、世界一連覇への準備に抜かりない。「アメリカに行って良かった」という1年目を締めくくる、NO・1セットアッパーの称号を喜んだ。

[2007年12月20日9時1分 紙面から]

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