薬物否定クレメンスを元トレーナー告訴も

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　ロジャー・クレメンス投手のトレーナーだったブライアン・マクナミー氏が、名誉棄損でクレメンスを訴える可能性が出てきた。２９日付ニューヨーク・タイムズ紙によれば、マクナミー氏は新たに名誉棄損関連裁判の専門家であるエメリー弁護士を雇用し、裁判に備えているという。

　薬物使用を告発した「ミッチェル・リポート」では、マクナミー氏が提供した情報を基に、クレメンスがステロイドやヒト成長ホルモンを使用したと報告。その後、クレメンスは薬物使用を全面否定し、リポートは事実ではないと非難した。両者の主張は真っ向から対立している。

　マクナミー氏側のウォード弁護士は「クレメンスがこのままテレビなどで虚偽の発言を続けるようなら、我々はうそをついていないことを証明するために訴訟を起こす」と明言した。

［2007年12月31日8時59分　紙面から］

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