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斎藤が黒田の全面バックアップを約束
- 渡米を前に古巣横浜ベイスターズ球場を訪れたドジャース斎藤(撮影・山内崇章)
ドジャース斎藤隆投手(37)が30日、今季から同僚となる黒田の全面バックアップを約束した。2月1日の渡米を前に横須賀市の古巣・横浜ベイスターズ球場を訪れた斎藤は、広島からド軍にFA移籍した黒田について言及。「私生活、野球環境で困ったことがあれば喜んでサポートしたい」と、メジャー3年目の先輩として相談役を買って出る考えを示した。
同じ日本球界出身の後輩の加入が頼もしく思えた。「これから先、クロ(黒田)と一緒に同じ目標に向かって戦うことは心強い」。3年約40億円という破格の評価でド軍入りする黒田とは、入団経緯が大きく異なる。斎藤は06年のキャンプイン直前に年俸5万ドル(当時約600万円)のマイナー契約。その後2年通算63セーブ、昨年7月には球宴出場も果たしたたくましい経歴がある。「最初から考えすぎないこと。重圧もあるだろうが、広島でやったことをそのまま出せばいい」と経験を踏まえてエールを送った。
この日は、横浜市の病院で渡米前の最終メディカルチェックも受けた。主治医の山田名誉院長は「ひじ、肩、腰も万全。最近5年では最も体調が良い」と絶賛する状態だった。
渡米後はドジャースタジアムで黒田と合同自主トレを開始する。「3年目でそろそろ気の緩みも出てくるところでクロが入る。刺激にもなる」。最大の目標はワールドシリーズ制覇。先発の屋台骨となる後輩のサポートは、戦力アップに必要不可欠。レッドソックス松坂、岡島に続いて、日本人コンビでの世界一を目指す。【山内崇章】
[2008年1月31日9時24分 紙面から]
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