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福盛7カ月ぶり実戦1回0封

紅白戦の1回裏1死三塁、福盛はヤングから空振りの三振を奪う(撮影・加藤哉)
紅白戦の1回裏1死三塁、福盛はヤングから空振りの三振を奪う(撮影・加藤哉)

 【サプライズ(米アリゾナ州)25日(日本時間26日)=四竈衛】メジャー1年目のレンジャーズ福盛和男投手(31)が紅白戦に初登板し、1回打者4人に対し、1安打無失点1三振に封じた。右ひじ痛で離脱した昨年7月以来7カ月ぶりの実戦だったものの、持ち味でもある「実戦派」の投球術を披露した。

 登板直後、速球を続けたところをキンスラーに左前へ運ばれた。さらに、二盗を許し、ピンチは広がった。だが、そこからが福盛の見せ場だった。ハミルトンを二ゴロに打ち取ると、続く相手は5年連続200安打のヤング。「自分のことで精いっぱいでしたが、ここを抑えたら自信になるとも思いました」。カウント2-2からのフォークを見逃されながら、最後も外角低めへのフォークを続けて空振り三振。4番ブレイロックを右飛に仕留め、16球で3つのアウトを重ねた。

 昨年8月に右ひじの遊離軟骨除去の手術を受けた。ここまで実戦的なフリー打撃登板もないまま、ぶっつけで臨んだ紅白戦。感覚のズレは感じていた。「(1回が)すごく長く感じました」。投球のテンポが速く、微妙な制球も乱れ、思い描く投球ではなかった。それでも、ピンチになると打者心理を思い起こせるほど、冷静に対応した。正妻最有力候補のサルトルマキア捕手も「とてもいい感じ。あの(日本で言う)シュートは素晴らしいし、フォークもいいね」と感心した様子だった。

 もっとも、福盛の反応は正反対だった。「結果として0点に抑えられたし、久しぶりにしては良かったんでしょうが、まったく満足していません」。162試合の長丁場だけに、調子の悪い時にこそ真価が問われる。初登板をしのいだ福盛の「0封」は、今後の活躍を予感させる結果だった。

[2008年2月27日9時13分 紙面から]

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