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井川大変身!制球抜群初フリー

練習を終え、サッカーで気分転換する井川は笑顔でボールを追う(撮影・菅敏)
練習を終え、サッカーで気分転換する井川は笑顔でボールを追う(撮影・菅敏)

 【タンパ(米フロリダ州)25日(日本時間26日)】ヤンキース井川慶投手(28)が大変身した。今キャンプ初のフリー打撃に登板し、メジャー初対決となった松井秀喜外野手(33)から空振りを奪うなど3人の打者に対し、40球を投げて安打性の当たりは2本だけだった。課題の制球力にもばらつきはなく、バットを折るなど球威も十分で、投球を見守ったジラルディ監督やキャッシュマンGMに2年目の飛躍をアピールした。

 外角いっぱいに決まった井川の直球に松井のバットが空を切った。「松井さんとの対戦は02年以来ですからね。普段は(対決)できないので楽しみです」。巨人の4番に阪神のエース、両雄のメジャー初対決は3打席16球で安打性の当たりは詰まった打球がわずか1本だけ。井川の完勝に終わった。

 1年目に苦しんだ経験を忘れることはなかった。制球力を克服すべく、オフの早い時期から投げ込んだ。コミュニケーション不足を解消すべく、クラブハウスではほかの選手と話す機会を増やした。首脳陣に対しては自ら話し合いを申し入れ、キャンプで投げ込みを増やす独自の調整を許可された。

 15日のキャンプイン後、2日目から4日間で計258球を投げ、1日置いて3日間で計253球を加えた。「(去年とは)明らかに球数も違いますし、コントロールもついてきた。全然違います」と張りのある声で言った。この日の40球のほとんどがストライク。直球にも伸びがあり、03年ドラフト1巡目のエリック・ダンカンに投げたインコース高めの直球はバットを根元からへし折った。

 すべては先発ローテ復帰のためだ。昨年は2勝3敗と結果を残せず、2度のマイナー落ち。今キャンプでは中継ぎ組の練習に組み込まれる。「中継ぎでは結果を出せない。僕には先発しかないですから」。試合への出場と引き換えに、先発への思いが揺らぐことはなかった。

 「去年は何もしてないですから。(先発復帰へ)内容も伴った結果を出さなければいけない」。本来の姿を取り戻し、29日の南フロリダ大との練習試合に臨む。

[2008年2月27日9時20分 紙面から]

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