プレーオフ出場チーム

アメリカン・リーグ

ニューヨーク・ヤンキース

東地区１位　１０３勝５９敗

　大リーグ屈指の名門球団。１９０１年創設、０３年からニューヨークに移った。Ｗシリーズ制覇２６回、ア・リーグ優勝３９回の圧倒的な成績を誇る。２０年、レッドソックスからベーブ・ルースを獲得し、２１年リーグ初優勝、２３年Ｗシリーズ初制覇を果たした。ルースのほか、ゲーリッグ、ディマジオ、マントルら多くのスター選手が活躍。松井秀喜のほか、伊良部秀輝らも在籍した。

本拠地：ヤンキースタジアム（天然芝）

ミネソタ・ツインズ

中地区１位　８７勝７６敗

　１９０１年ア・リーグ創設時にワシントンに誕生したセネタースが前身。２４年にＷシリーズ初制覇し、２５、３３年にリーグ優勝した。６１年ミネアポリスに移転、ツインシティーにちなみツインズと名乗る。８７、９１年に強打者カービー・パケットらを軸にＷシリーズ優勝を果たした。球団削減の対象となる危機を２００２〜０４年の地区優勝で乗り越え、０６年も地区優勝。

本拠地：メトロドーム（人工芝）

ロサンゼルス・エンゼルス

西地区１位　９７勝６５敗

　１９６１年にロサンゼルス・エンゼルスとして創設。カリフォルニア・エンゼルス、アナハイム・エンゼルスと名称変更。２００５年にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムとなった。ウォルト・ディズニー社がオーナーだった時期もある。マイク・ソーシア監督就任３年目の０２年にＷシリーズ初制覇。０４年から６年で５度目の地区優勝。長谷川滋利投手が９７年から０１年まで所属。

本境地：エンゼルスタジアム（天然芝）

ボストン・レッドソックス

ワイルドカード（東地区２位）　９５勝６７敗

　１９０１年、バファローからボストンへ本拠地を移して誕生。０３年の第１回Ｗシリーズを制覇、０７年「レッドソックス」に定着した。過去７度のＷシリーズ優勝を誇り、最後の４割打者、テッド・ウイリアムスら多くの名選手輩出している伝統チーム。プレーオフには３年連続の進出。松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、田沢純一の４投手が所属。過去には野茂英雄投手も活躍した。

本拠地：フェンウェイパーク（天然芝）

ナショナル・リーグ

フィラデルフィア・フィリーズ

東地区１位　９３勝６９敗

　１８８３年創設の古豪。１９８０年、強打者マイク・シュミット、左腕スティーブ・カールトンらを擁して悲願のＷシリーズ初制覇。昨年は６度目のナ・リーグ優勝と２度目のＷシリーズ制覇。チーム名はフィラデルフィアの俗称「フィリー」から。チャーリー・マニエル監督は日本のヤクルトや近鉄で強打者として活躍した。２００７、０８年に井口資仁、０８年に田口壮が在籍した。

本拠地：シチズンズバンクパーク（天然芝）

セントルイス・カージナルス

中地区１位　９１勝７１敗

　１８９２年にナ・リーグ加盟。Ｗシリーズは１９２６年に初制覇し、田口壮（現カブス）が所属した２００６年にはヤンキースの２６度に次ぐ１０度目の優勝を果たした。「ザ・マン」と呼ばれた首位打者７度のミュージアル、盗塁王ブロック、本塁打王マグワイア、名遊撃手スミスらが在籍した。９６年就任のラルーサ監督は、８９年にア・リーグのアスレチックスを率いてＷシリーズを制している。

本拠地：ブッシュ・スタジアム（天延芝）

ロサンゼルス・ドジャース

西地区１位　９５勝６７敗

　１８９０年にナ・リーグ参加。１９５５年、ヤンキースを破り悲願のＷシリーズ初制覇。ここからオルストン監督とラソーダ監督で８８年まで計６度制覇。５８年、ニューヨークのブルックリンからロサンゼルスに本拠地を移転した。４７年にジャッキー・ロビンソンがプレー、史上初の黒人大リーガーが誕生。９５年、野茂英雄が入団して旋風を起こし、新人王に選ばれた。その後、石井一久、斎藤隆らがプレー。２００８年から黒田博樹が在籍。

本拠地：ドジャースタジアム（天然芝）

コロラド・ロッキーズ

ワイルドカード（西地区２位）　９２勝７０敗

　１９９３年、フロリダ・マーリンズとともに、ナ・リーグ球団拡張で誕生。０７年、前年最下位から巻き返し、パドレスとの１ゲームプレーオフを制しワイルドカードでプレーオフに進出。松井稼頭央内野手（現アストロス）らの活躍で初のリーグ優勝を果たし、Ｗシリーズに出場した。今季も終盤の猛烈なスパートでワイルドカードを獲得した。勢いは十分。

本拠地：クアーズフィールド（天然芝）