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ヤクルト村中、開幕ローテ入り目指す

3回表無死、ヤクルト村中は阪神清水を三振にとる(撮影・宮崎幸一)
3回表無死、ヤクルト村中は阪神清水を三振にとる(撮影・宮崎幸一)

<練習試合:阪神3-6ヤクルト>◇11日◇沖縄・宜野座

 ヤクルトの3年目左腕・村中恭兵投手(20)が、11日、練習試合・阪神戦に2番手として登板。最速146キロの直球を低めへ丁寧に集め、2回を内野安打1本無失点に抑える好投で、先発ローテーション入りを強烈にアピールした。

 186センチの長身から投げ下ろす直球を武器に、2回を打者6人で仕留めた。「真っすぐが低めに行って良かった。いつもは投げ急いでしまうんですが、今日は落ち着いて投げられました」。昨オフにハワイ・ウインターリーグに参加し「自分の(投球の)間を覚えた」という、進化した姿でマウンドで躍動した。

 昨年8月のプレ五輪に選出され、先日キャンプ視察に訪れた北京五輪野球日本代表の星野監督も絶賛するなど、村中の存在感はチームの内外で急上昇中だ。開幕カードの相手でもある巨人の高田チーフスコアラーも「今後も登板する際は、スコアラーを派遣してチェックしていきます」と、徹底解析する意向を示した。

 一昨年に消化試合でプロ初登板を果たすも、昨年は1軍登板すらなかった左腕が、脅威の存在になりかねないと目の色を変えた。同スコアラーは「力むと制球に難があると聞いていたけど、リリースポイントが一定だった。球速も出ていたし、腕も振れていた。要警戒です」と言い残し、足早に球場を後にした。

 高田監督は「ここのところブルペンで良かったし、その良さが試合でも出た。このまま行ってくれたらいいね」と、シーズン開幕までに順調に成長することを期待した。新生高田ヤクルトの成長株左腕が、開幕ローテーション入りを目指していく。【松本俊】

[2008年2月12日9時45分 紙面から]

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